2012年7月28日土曜日

平成14_電力_自己励磁現象_対策

[問 1]
 同期発電機を無負荷の長距離架空送電線や地中送電線など静電容量の大きい線路に接続したとき、 次の問に答えよ.
 (1) 自己励磁現象について簡潔に説明せよ.
 (2) 送電線路の試充電において、 自己励磁による異常現象を起こさない方策を三つ挙げよ.
[解答]
(1) 進相電流が流れると、 電機子反作用の増磁作用により起電力が大きくなる、 起電力が大きくなると進相電流が大きくなる。 これを繰り返し端子電圧が上昇することがある。 これを自己励磁現象という。
(2) 
① 短絡比の大きい発電機を使用し、 増磁作用を減らす。
② 受電端に分路リアクトル、同期調相機、静止形無効電力補償装置などを接続し、 進相電流を減らす。
③ 別の発電機を母線につなぎ、 進相電流を分担させる。

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